足利市長選 候補者アンケート

 【足利】25日投開票の足利市長選を前に、下野新聞社は3選を目指す無所属現職和泉(いずみ)聡(さとし)氏(57)、無所属新人の前県議早川尚秀(はやかわなおひで)氏(48)=自民推薦=の両候補に政策アンケートを実施した。市制100周年を迎えた市は、新型コロナウイルス対応に加え、複数の大型公共施設の建て替えや人口減少問題などの課題を抱える。財政状況が厳しい中でどうかじ取りするか、考えを聞いた。

 市が直面している最重要課題として、両候補は共に「新型コロナ対策」を挙げた上で、和泉氏は「まずは守りを固め、次の100年のまちづくりへ進む」と防災面の強化を訴える。早川氏は「並行して、独自の経済対策をスピーディーに展開する」と強調した。

 大型公共施設が軒並み建て替え時期を迎えていることも市政の大きな課題。築47年で「耐震強度不足」のまま建て替えも補強の検討も進んでいない市庁舎をはじめ、市民会館、南部クリーンセンター、斎場が対象になる。

 和泉氏は財政面の課題を挙げた上で「中長期的分析のもと、国の補助金なども活用して(建て替えを)進める」と回答。早川氏は施設の役割や機能を整理し「議会や利用者と議論して(建て替えの在り方の)見直しを検討する」と答えた。

 市人口は1990年の16万人8346人をピークに毎年減少している。特に生産年齢人口の減少が顕著で市税減収は避けられない。

 人口減少対策について、和泉氏は新たな産業団地開発や「若者の活動支援」を挙げた。早川氏は脱東京の動きを捉えた移住定住策のほか、IT特区申請、子育て支援などに取り組むとした。