マスク姿で法要を行う僧侶ら=20日午前11時10分、日光市山内

 徳川3代将軍家光を祭る日光市山内、日光山輪王寺の国宝「大猷院(たいゆういん)」で20日、家光をしのぶ「大猷院殿御祥忌(ごしょうき)法要」が厳かに営まれた。

 今年は371回忌に当たる。輪王寺一山の僧侶たちは、きらびやかな拝殿で密教の秘法「胎蔵界曼荼羅供(たいぞうかいまんだらく)法要」を執り行った。

 本来は徳川家家臣の子孫や信徒が参列するが、新型コロナウイルスの影響により、昨年に続いて取りやめとなった。輪王寺の鈴木常元(すずきじょうげん)総務部長は「今年も参列者なしの法要となり残念。しかし、参列者の有無にかかわらず、世界の平和や新型コロナが収束するように祈りをささげた」と話した。

 家光は1651年4月20日、将軍職のまま48歳で他界。遺言により大黒山に葬られ、大猷院はその1年2カ月後に完成した。大猷院は後光明(ごこうみょう)天皇の贈り名。