乗馬クラブでは「いい先生」として活躍しているナムラクックと藤野さん

 競走馬として現役時代に305戦を走り、現在は栃木県上三川町東汗(ふざかし)のアンフィ乗馬クラブで乗用馬として第二の人生を送るナムラクックが22日、18歳の誕生日を迎える。300戦を超えるレースを経験した馬はかなり珍しく、同クラブの藤野雅文(ふじのまさふみ)代表(44)は「公式の情報はないが、生きている馬では国内最多だと思う」と話す。

 ナムラクックは2006年、3歳の時に日本中央競馬会(JRA)の福島競馬場でデビュー。その後、大井競馬場や浦和競馬場などに所属し、17年に高知競馬場で引退した。成績は19勝。

 競走馬の活動時期は一般的に2~5歳で、出場するレース数は50以下がほとんどという。藤野さんらによると、インターネット上のデータで出走数1位は476、2位は409、3位は300。1、2位の馬はともに死んでいるため、生存する馬ではナムラクックが日本一のレース数だと考えられる。

 18年からは同クラブで乗用馬として活躍。おとなしくて人に懐きやすく、主に初心者向けのレッスンを担当している。藤野さんは「競走馬としても乗用馬としても、人のために頑張り続けている。ナムラクックよりたくさんレースを走った馬がいたら知りたいですね」としている。