「鉄道開通記念 茂木名勝写真帖」を持つ木村さん(左)と佐藤さん

「写真帖」に掲載されている100年前の初代茂木駅「茂木停車場」

「鉄道開通記念 茂木名勝写真帖」を持つ木村さん(左)と佐藤さん 「写真帖」に掲載されている100年前の初代茂木駅「茂木停車場」

 【宇都宮・茂木】真岡鉄道真岡線が茂木駅まで全線開通したのを記念して作られた100年前の写真集「鉄道開通記念 茂木名勝写真帖(ちょう)」が、所蔵していた宇都宮市の男性から町に寄贈された。従来存在が知られていたものより格段に保存状態がいい。15日、写真を撮った茂木町の写真館主の子孫と町職員が宇都宮市内で男性と面会。初代茂木駅舎などが写った貴重な「写真帖」を受け取った。

 所蔵していたのは宇都宮市鶴田町、税理士木村章徳(きむらあきのり)さん(85)。

 警察官だった祖父の木村徳之助(とくのすけ)さんが茂木の警察署に勤務していた1920(大正9)年、12月15日に真岡線が七井駅から茂木駅まで全線開通し、同日、記念祝賀会が行われた。その際、徳之助さんら関係者に配られたとみられるのが開通日の日付入りの写真集だった。

 写真集は徳之助さんの子徳延(とくのぶ)さん、孫の章徳さんに伝わった。章徳さんは「私が死んだら残らない。町に保管してもらうのがいい」と町に寄贈を申し入れた。