満開となった金剛桜

 【日光】山内の世界遺産日光山輪王寺で19日、国天然記念物の「金剛桜」が満開を迎え、境内を彩っている。

 本堂「三仏堂」前にある金剛桜は、1881年に山内の別な場所から移植された。推定樹齢は約500年で、オオシマザクラの影響を受けた交雑種と推定される古木だ。

 快晴のこの日、参拝者らは荘厳な三仏堂の前で咲き誇る白色の美しい大輪の花に見入っていた。

 輪王寺によると、今年は例年に比べ1週間ほど早い11日に開花。天候の影響を受けなければ、見頃は1週間ほど続くという。