神楽を奉納する野木小の児童たち(野木神社提供)

 【野木】野木神社の春神楽奉納祭が新型コロナウイルス感染防止のため中止となり、その代替行事として子どもたちだけが舞う神楽奉納がこのほど、同神社で行われ、動画投稿サイト「ユーチューブ」でオンライン配信された。

 昨年はコロナ禍で春秋の2回の神楽奉納祭が中止となった。舞手の児童が年々入れ替わる中で、2年連続の中止は避けようと同神社神職の海老沼敏亨(えびぬまとしゆき)さん(49)が企画した。撮影や配信は町ICT地域活性化プロジェクトが協力した。

 舞手は野木小4、5年生の女子児童10人。紅白の稚児の衣装と金色の冠を身にまとい、鳴物に合わせて同神社太々神楽12座のうち「五行の舞」を3回披露した。国の地固めを行い国力を堅固にするための舞とされ、疫病退散の願いを込めたという。

 海老沼さんは「伝統行事を引き継ぐため、子どもたちのためにも、練習の成果を披露する場を作りたかった」と話し、子どもたちだけの神楽奉納の意義を強調。舞手の野木小5年、関真奈美(せきまなみ)さん(10)は「緊張したけど楽しくできたのでよかった」と話していた。