防疫作業のため集まる関係者ら=17日午後6時55分

 栃木県は17日夜、那須塩原市の二つの養豚場で豚熱(CSF)の感染を確認したと発表した。一養豚場では約1万5千頭、別の養豚場では約2万2千頭の豚を飼育しており、県は同日夜から計約3万7千頭の殺処分を始めた。5月14日までに殺処分や消毒などを終える予定。同一地域で一度に殺処分する頭数としては、2018年に26年ぶりに岐阜県で豚熱が確認されてから国内最多という。感染が増え始めた同年以降、本県の養豚場での豚熱感染は初めてで、全国では66、67例目となる。

 県によると、豚熱が確認された2養豚場から、飼養豚の死亡が増えていると16日に通報があった。同日の県の立ち入り検査で豚熱の疑いが生じ、国の機関の精密検査で感染が確認された。検査で陽性だった計29頭は、いずれも子豚だった。