小中学校に配布された共同宣言のポスター

 【宇都宮】スマートフォンなどの携帯電話を所持している市内の小学生は10年間で倍増し、中学3年生では初めて8割を超えたことが、市が2020年度に行った調査で分かった。深刻化するネット犯罪やゲーム依存から子どもを守るため、市教委などは「スマホ・ケータイ宮っ子ルール共同宣言」をバージョンアップ。全家庭でルールを決め、保護者の責任の下、安心安全に使うことを求めている。

 市内の全小中学生を対象にした同年度の「学習と生活についてのアンケート」によると、携帯電話の所持率は小学校低学年25%、中学年38%、高学年56%で11年度のそれぞれ13%、17%、23%から、ほぼ倍増。中学生は1年生73%、2年生77%、3年生は80%に上った。

 15年に策定した共同宣言の一項目「夜間の使用は9時まで」を守れている割合は、小学生では80%を超えたが、中学生は30%を下回り、共同宣言の策定後も大きな変化は見られない。市教委が実施率100%を目指すフィルタリングの設定についても小学生が77%、中学生は68%にとどまった。