ピッチに立つ選手たちに視線を送る、在りし日の上野佳昭さん=2015年、県グリーンスタジアム(遺族提供)

 サッカーへのあふれんばかりの情熱で、昭和、平成、令和と駆け抜けた上野佳昭(うえのよしあき)さんが13日に他界した。81歳、肺がんを患い3年にわたる闘病を続けていた。最後に言葉を交わしたのは1年ほど前。「よお、久しぶり」。人懐っこい笑顔で話しかけてきた姿を今も忘れられない。

 かつては日本を代表する守備的MFだったが、近年はJリーグ栃木SCを支え続けた功労者として人望を集めた。70歳を過ぎても、強化、営業双方で精力的に動く姿は、いつしか周囲から「スーパーおじいちゃん」と呼ばれるようになっていた。