新型コロナウイルスの県内感染者の推移

 栃木県内の新型コロナウイルス感染者は15日、新たに計22人確認され、累計感染者は5007人となった。昨年2月に感染者が県内で初確認されてから、約1年2カ月で5千人を超えた。感染が急拡大した年末年始に比べ、増加のペースは鈍化しているものの、4月はほぼ毎日20人以上の新規感染者が出ている。クラスター(感染者集団)は3月以降で13件発生し、感染力が強いとされる変異株感染も相次いで確認されている。県は「第4波の入り口」として、引き続き警戒感を強めている。

 県内初確認から累計千人までは約10カ月の期間があった。しかし、年末年始に感染が急激に拡大した「第3波」で、わずか19日間で2千人に。その後、3千人には8日間で到達した。感染の波はいったんやや落ち着き約1カ月後の2月中旬、4千人に。さらに約2カ月間で5千人超となった。死者も1、2月に急増し計70人となった。

 3月の感染者は547人で、2度目の緊急事態宣言が発令された1月の2271人、昨年12月の852人に次ぐ多さとなっている。4月は15日時点で364人。県の警戒度では5段階で真ん中の「厳重警戒」を維持するが、病床使用率は20%を超え、上から2番目の「まん延防止等重点措置」に当たる。

 クラスターは3月以降、ホームパーティーや福祉施設、職場、小学校、飲食店などで発生。感染者が増加傾向にある中でクラスターが相次いだ「第3波」と似た傾向がみられている。

 2月に初めて1人が確認された変異株感染は、3月に3人、4月は15日時点で28人と増え計32人に上っている。

 県は第4波対策として、全ての新規感染者を対象にした変異株検査の実施や、飲食店の認証制度導入、クラスターが発生した地域を中心とした高齢者・障害者施設職員のPCR検査強化などを行う方針。感染者5千人超を受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は「第4波の入り口での攻防にある。改めて感染対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。