引退会見で笑顔を見せる海老沼匡=15日午前、都内

 柔道男子66キロ級の元世界王者で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪2大会連続銅メダリストの海老沼匡(えびぬままさし)選手(31)=小山市出身=が15日、都内で記者会見を開き、現役引退を発表した。今後は所属するパーク24でコーチに就任する予定。26年にわたる柔道人生を「五輪で金メダルを取れなかったので反省点は多いが、全力を尽くして柔道と向き合い、全てを柔道にささげてきたので全体を通して悔いはない」と晴れやかな表情で話した。

 野木町柔道クラブで始め、中学から上京して私塾「講道学舎」で鍛え、東京・世田谷学園高から明治大へ進んだ。世界選手権は11、13、14年の3度制した。

 スーツ姿で会見に臨み、落ち着いた表情で引退を発表。昨秋の講道館杯全日本体重別選手権決勝で敗れ「世界選手権や国際大会で活躍することは難しいと感じた」と理由を述べた。

 12年にパーク24へ入り、17年から4年間はコーチ兼任の主将を務めた。今後はコーチ専任となる見込みで「試合に出るのは選手。その中でプラスワン、もう一押しができる指導者になりたい」と第二の人生に決意を込めた。