【宇都宮】市はこのほど、2019年度の市財政白書を公表した。次世代型路面電車(LRT)整備事業の進行に伴って投資的経費が伸び、市の借金に当たる市債の残高は9年ぶりに増加に転じた。市税収入は約931億円で、6年連続で900億円台に乗せた。財政の豊かさを示す「財政力指数」は、全国60中核市(当時)のうち5位だった。

 同白書によると、歳入は2232億円(前年度比92億円増)、歳出は2186億円(同108億円増)。20年度に繰り越す財源を除いた実質収支は13億円で黒字を確保した。

 歳出面は公共施設を整備するための投資的経費が484億円で、前年度から122億円増加。前年度の40億円から約3倍の117億円になったLRT整備費が押し上げた。義務的経費では幼児教育・保育の無償化に伴い、扶助費が過去最大の570億円となった。