高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種が栃木県内でも始まったことを受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は13日の定例記者会見で「歓迎すべきこと」とした一方、不透明なワクチンの供給体制については「全体的なスケジュールが描けない。国にしっかりしてもらいたい」と不満を口にした。

 高齢者に先行して始まった医療従事者向けワクチンの接種回数は、県内では2割弱しか完了していない。福田知事は「(ワクチン供給の)明確な数字が示されないと現場が対応しかねる。手探りの状況だ」と指摘した。

 これまでに県内で31人が確認されている変異株感染に関しては、大阪府での猛威を挙げた上で「危機感を持っている。ゲノム解析も含め、速やかに対応していきたい」とした。警戒度でステージ3(感染急増)の県内病床使用率については「一進一退の状況」とし、引き続き警戒が必要との認識を示した。