酪農関係者が見守る中、勢いよく駆け出す乳牛=13日午前8時55分、大田原市湯津上

 栃木県大田原市湯津上の市大野(おおや)放牧場で13日、牛の放牧が始まった。雨が時折ちらつく曇り空の下、午前8時半ごろから酪農家らがトラックで、生後半年~2年ほどの繁殖用の雌の乳用牛25頭を順次搬入。体高、胸囲、体重を測定され、牧草地に放された牛は草をはんだり、走り回ったりしていた。

 6月までに和牛を含め計約70頭が入牧し、11月上旬の収牧まで約28ヘクタールの牧場内で過ごす。同放牧場利用組合の長谷川賢一(はせがわけんいち)組合長(70)は「今年は気候も良く、草の伸びも早いので、たくさん食べられる。秋には子牛を出産できる立派な牛になる」と期待していた。

 市内での移住宿泊体験に家族で来た東京都中央区、主婦春山良子(はるやまりょうこ)さん(47)、小学1年智(さとる)君(6)親子は入牧に出くわし、智君は「『こっち向いて』と言ったら向いてくれた。かわいいし、楽しい」と喜んでいた。