障害ある子も身を守る力を 宇都宮気象台など、防災の教育プログラムづくり

 小中学校の防災教育プログラムづくりに取り組んできた宇都宮地方気象台は本年度、県教委と共に障害のある児童生徒対象の防災教育プログラムづくりを進めている。災害時、自ら身を守る力を養うのが狙い。県立盲学校、今市特別支援学校をモデル校として避難訓練などを通じ、障害特性に合わせた指導案を学校と練り上げる。プログラムは県内の特別支援学校や特別支援学級で活用できるよう、本年度内の策定を目指す。

 文部科学省の実践的安全教育総合支援事業の一環。同気象台が小中学校向けに開発した各防災教育プログラムをベースにする。

 具体的には(1)災害の現象面や予兆に関する学習(2)災害でどんな危険が起きるか、危険から身を守る行動を考える学習(3)自分の判断で安全な場所へ移る対応行動訓練−の3段階を想定。段階ごとに防災教育を行った結果をワークシートで振り返り、教育効果の分析などにつなげる。

 防災心理学が専門の木村玲欧(きむられお)兵庫県立大准教授ら従来のプログラムづくりに関わった有識者に加え、特別支援教育に詳しい池本喜代正(いけもときよまさ)宇都宮大教授、佐久間宏(さくまひろし)作新学院大特任教授が協力する。

 モデル校2校には近く、緊急地震速報受信システムを設置し、速報の仕組みと地震から身を守る行動を理解するための事前学習、システムを活用した避難訓練の機会を設ける。