絶滅危惧?類の猛きん類のハヤブサは、本県では北西部の山地を中心にごく少数が生息する。時速200キロを超える猛スピードで急降下し、獲物を狙う▼さて、小惑星探査機の「はやぶさ2」である。地球から約3億キロ離れた小惑星「りゅうぐう」近くの目標の位置に無事、到着したという。命名の由来通り、獲物である小惑星の岩石をしっかりと捕らえてほしい▼このプロジェクトに関わる多数のメンバーの調整役を一手に担うミッションマネージャを務めるのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授の吉川真(よしかわまこと)さん(56)である。栃木市に生まれ、栃木高から東京大理学部などを経て現職に就く▼今回の到着を受け「まずはほっとした。かなりの成果が上がりそうだという直感がある」と吉川さん。8年前に小惑星の表面物質を世界で初めて持ち帰った「はやぶさ」のプロジェクトマネージャを務めた実績もあり、その言葉は確信に近いのでは▼前回の快挙を記録した児童図書「おかえりなさい はやぶさ」を監修した。そこには「何があっても決してあきらめないこと。そして、難しい課題にもチャレンジすることの大切さを教えてくれました」とある▼理科離れ、科学離れが言われる昨今、本県の多くの子どもたちがこの言葉をかみしめながら、未来に向け羽ばたいてほしい。