奥日光のEV活用、10月にも中間報告 栃木県モデル事業

 観光地で環境負荷が少ない電気自動車(EV)の普及を目指す県の「奥日光EV導入促進モデル事業」が本格的に動き出した。ガソリン車と比べて短い航続距離が普及への課題とされていたが、実際の利用が不安解消につながる効果もみられている。県環境森林部は10月にも、成果や課題を中間報告として取りまとめ、普及拡大に活用する方針だ。

 モデル事業は、宿泊施設の従業員と宿泊者がEVを共同利用する「カーシェアリング」。EVはガソリン車よりも販売価格が高いため、宿泊者への有償貸し出しによる副収入で経済的な負担を軽減する仕組みだ。日光市内の2件の宿泊施設が、日産自動車のEV「リーフ」1台を順番に借り受け、実証実験する。

 現在導入しているのは日光千姫物語(日光市安川町)。2日までに4人の宿泊者が利用する一方、観光関係者との打ち合わせのための移動など業務でも活用されている。