世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する高野山の根本大塔(右)と金堂の前を走る聖火ランナー=10日午後、和歌山県高野町

 東京五輪の聖火リレーは10日午後も和歌山県で続き、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する高野山(高野町)などを経て、橋本市でゴールを迎えた。同市では演歌歌手坂本冬美さん(54)が登場し「五輪の成功を祈りながら走った」と感無量な様子だった。

 高野山では巨大杉や20万基を超える墓碑、供養塔が立ち並ぶ奥の院の前からランナーが出発し、高野山真言宗総本山金剛峯寺や、壇上伽藍の金堂、根本大塔などをトーチが巡った。高野町出身で同寺に勤める石元里奈さん(29)は走行後「金剛峯寺の桜がきれいだった。世界に魅力を伝えられたと思う」と笑顔で語った。