日光植物園に植えた日光紅姫桜に見入る久保田智さん(左)と清水さん=3月31日、日光市花石町

 桜の園芸品種認定制度を設ける公益財団法人「日本花の会」は9日までに、野生の桜研究の第一人者だった日光市本町、故久保田秀夫(くぼたひでお)さんが自宅で栽培していた桜を新品種に認定した。認定申請は桜を守る活動などをする地元団体「日光桜遊会」が行い、新品種を「日光紅姫桜(べにひめざくら)」と名付けた。3月末には、久保田さんが勤めていた同市花石町の東京大付属日光植物園で新品種の苗木植樹が行われた。

 日光紅姫桜の原木は久保田さん方の庭にあり、高さ約8メートル、樹齢約40年以上と推定される。植栽された経緯などは不明。久保田さんは小山市の「オモイガワザクラ(思川桜)」など多数の品種を発見、命名した研究者で、日光紅姫桜も研究途中だったという。