栃木県内の養鶏場で初めて確認された鳥インフルエンザを巡り、県は9日、発生した芳賀町の養鶏場から半径3キロ以内に設けていた卵などの「移動制限区域」を10日午前0時に解除すると発表した。消毒などの防疫措置完了から、国の指針にある21日間が経過したため。同区域内には、発生農場を除き、農場、家禽(かきん)はいずれも存在しない。

 県農政部によると、芳賀町総合運動公園駐車場に設けた畜産関係車両の消毒ポイントも閉鎖する。

 同部は今後、県内で鳥を飼養する農場など計289戸に衛生管理の徹底を求める通達を送る。具体的には、国の疫学調査で明らかになった問題点に基づき、鶏舎ごとに利用を限定した長靴の鶏舎外利用禁止や、野生鳥獣が入れる隙間の閉鎖などを指導する。

 感染を媒介する渡り鳥が国内に居留するのは、5月の大型連休ごろまでのため、県は対策本部を継続して設置し、注意喚起などを続ける。