今年の一番花が咲いた印南蓮

 【宇都宮】宇都宮城の上蓮(はす)池跡から発掘されたハスが今年も、花を咲かせた。平出町の自宅で育てる市民グループ「宇都宮城跡蓮池再生検討委員会」(塚田宗雄(つかだむねお)会長)の印南洋造(いんなみようぞう)事務局長によると、一番花は28日に開花した。近く咲きそうなつぼみも二つあり、1週間ぐらいは楽しめるという。

 同会は2007年から09年にかけて、かつての蓮池周辺を調査した。発掘した80個の実を調べた結果、古いもので1490年代、比較的新しいものでも1850年代の実であることが分かった。これらを印南事務局長が大切に育て、開花に成功したことから印南蓮と命名された。

 今回、一番花を咲かせたのは1780年代のハスという。開花2日目の29日は青空の下、淡紅色のかれんな花が涼やかに風に揺れていた。

 印南事務局長の自宅には80種200鉢のハスがあり、同会は7月16日午前8時ごろから、第10回観蓮会を開く。(問)印南事務局長028・663・1313。