栃木県小山市の花オモイガワザクラ(思川桜)が見頃を迎え、約2千本が市内各地を淡紅色に染めている。外城(とじょう)の小山総合公園では6日、オモイガワザクラ約160本とこいのぼり約100匹が園内を彩り、訪れる家族連れなどを楽しませていた。
同市花垣町1丁目、主婦飯田(いいだ)トキ子(こ)さん(77)は「毎年夫婦で楽しみに来ている。とてもきれいですね」とほほ笑んだ。
オモイガワザクラは市の原産で、ソメイヨシノよりも1週間遅咲き。今年は例年より早く3月下旬に咲き始め、日照などの条件の良い場所から順次見頃を迎えている。市によると、今月中旬ごろまで楽しめるという。