栃木県庁

 65歳以上の高齢者向けに接種する新型コロナウイルスワクチンについて、県が26日~5月2日の週に県内全25市町に1箱ずつ配分する見通しであることが6日、県への取材で分かった。1箱は1瓶5回打ち想定で975回分。25箱で約1万2千人分に相当する。今月5~25日、宇都宮市など10市に先行して配分されるワクチンと合わせ、約2万3千人分となる見込み。

 配分後、各市町の策定したスケジュールに沿って全県で接種を開始していく。先行して配分される10市には約1万1千人分のワクチンが国から配布される計画で、12日には宇都宮市が県内で最も早く高齢者施設の入所者を優先して接種を始める。

 一方、県内の65歳以上の人口は約55万8千人(2020年10月現在)で、4月分はわずか約4.1%にとどまる。国は6月末までに必要量の配送を完了する方針を示しており、県感染症対策課担当者は「5月以降はまとまった数が来ると見込んでいる」と話す。

 だが、具体的な供給スケジュールは国から示されておらず、市町への割り当ても不透明という。今後について「本格的な接種開始がいつ頃になるかは見通せないのが実情」と説明した。