栃木県栃木市内の特別養護老人ホームの職員用女子トイレ内でカメラが発見されたことが6日、運営する社会福祉法人への取材で分かった。法人は、カメラの所有者である60代の男性施設長が盗撮を目的としていた疑いがあるとみて、自宅待機処分とし、事実関係を調べている。

 法人によると、3日、女子トイレの便器脇にある可動式のてすりの下にカメラが落ちているのを職員が発見した。カメラは小型で直方体をしているという。

 職員から報告を受けた施設長はそのカメラを自分のポケットにしまい、その後も法人側に発見の事実を報告しなかった。法人側が聞き取り調査を行うと、「風景を撮るために持っていて落とした」などとカメラが自分のものであることは認めた。内部に記録媒体は残っていなかった。

 施設長は「記録媒体は川に捨てた」とする一方、盗撮行為の有無については曖昧な話をしているという。4日から自宅待機処分となっている。

 法人の理事長は「長く働いておりまじめで信頼も厚かったのでショックを受けている。事実を隠したりするつもりはないが、慎重に調査している段階であり、事実関係が明らかになり次第、厳正に対処する」としている。