無投票再選を果たし、支持者から花束を受け取る花塚氏=4日午後5時11分、さくら市北草川2丁目

 市政は引き続き花塚隆志(はなつかたかし)氏に託された。2005年に氏家町と喜連川町が合併後、初の無投票当選。1期目への一定の評価があったとともに、今後4年間の重責と負荷はさらに増していくと解釈できる。

 「種をまく」1期目は、政策の方向性を具体的に示した「進化プラン」を掲げ、課外スクール「さくら未来塾」の開設や待機児童ゼロといった教育・子育てなどに力を入れた。15社の企業誘致なども相まって、対前年比人口増加率が県内1位(2月の県毎月人口推計による)となるなど、追い風も吹いた。

 「成長を迎える」2期目は、進化プランのさらなる“進化”へ向け、「市民に見える形での実績を示したい」と強調する。お丸山公園や早乙女、勝山公園で桜の植樹と周辺整備を進めて癒やしの空間を目指す事業も、その目玉となる。

 一方、市政を取り巻く課題は少なくない。前市長から引き継ぐ給食センター整備はその一つで、運営費を含む15年間の事業総額見込みは約60億円。新型コロナウイルス禍で税収が減る中、公民連携を含めた事業手法の決着を左顧右眄(さこうべん)なく、つけたい。

 コロナ禍での再スタート。難局でのかじ取りは、事務方からの信頼と自身の決断が相乗効果を生むもの、と期待する。