県内の児童虐待認知状況

 栃木県警が2020年に認知した児童虐待で、被害を受けた児童数は前年比8人増の595人に上り、現在の統計方式となった07年以降で最多だったことが5日までに、県警人身安全少年課のまとめで分かった。件数は19件減の383件と高止まりが続いた。県警は増加の要因として、社会的な意識の高まりで外部からの通報が増えたことや、被害の深刻化を防ぐために虐待が疑われるケースで早期に対応していることなどを挙げた。

 同課によると、児童虐待に関する110番や署への通報、匿名通報は18年に計137件だったが、19年は計287件に急増。20年も計324件と増加が続いた。19年には千葉県野田市で小学4年生の女児=当時(10)=が父親に虐待され亡くなる事件が起きた。県警は「野田の事件の衝撃で社会の関心は急激に高まった」とみている。