焼損した御岳神社で行われた例祭。右奥は焼失した天満宮の社の台座

焼損した御岳神社で行われた例祭

焼損した御岳神社で行われた例祭

焼損した御岳神社で行われた例祭。右奥は焼失した天満宮の社の台座 焼損した御岳神社で行われた例祭 焼損した御岳神社で行われた例祭

 【足利】先月鎮火した両崖(りょうがい)山の火災で焼損した山頂の御岳(おんたけ)神社で4日、春の例祭が行われ、関係者らが地域の無事を感謝した。

 同神社は長野県の木曽御嶽(おんたけ)神社の分祠(ぶんし)。火災では、月読命(つきよみのみこと)と天満宮の木造の社は焼失したものの、石造りの本社は無事だった。

 例祭は、足利丸信講で先祖代々先達(せんだつ)を務める大前町、無職進藤和子(しんどうかずこ)さん(73)や講のメンバーらが毎年4、10月に行っている。

 この日は講のメンバーらが周囲を清掃し、六つの祭神に赤飯や煮染めを備えた。一般の登山客も見守る中、進藤さんが祝詞を読み上げ「地域にけが人はなく住宅も無事だった」と感謝。「一日も早く両崖山が治りますように」と繰り返し祈った。

 平日も毎日掃除に訪れているという講代表の五十部(よべ)町、無職飯塚好久(いいづかよしひさ)さん(73)さんは「境内の木も焦げ、幹も空洞化し残念。火に耐えて地域を守ってくれたご祭神を大切に守っていきたい」と話していた。