地下空間で行われている大谷石の裁断

奇岩群をイメージしたデザインを取り入れたコンベンション施設の外観(市提供)

地下空間で行われている大谷石の裁断 奇岩群をイメージしたデザインを取り入れたコンベンション施設の外観(市提供)

 JR宇都宮駅東口に整備されるコンベンション施設の着工から約半年。施設には大谷石の切断ラインや奇岩群をイメージしたデザインが取り入れられ、建材として約60立方メートルの大谷石が使用される予定で、日本遺産に認定されている大谷石文化が県都の顔を彩る。2022年11月末の開業を前に、生産現場となる採石場を訪れ、宇都宮に息づく文化を学んだ。

 宇都宮市大谷町の北戸室石下石材店の採石場。地下坑内の大谷石に採掘機で切れ目を入れ、割矢とハンマーを使って石を起こしていく。ゴゴッ-。約200キロの石が持ち上げられた瞬間、鈍い音が響いた。「地表から“剥がれた”音なんて表現をする人もいましたね」。大谷石材協同組合の大木雄一朗(おおきゆういちろう)事務局長(68)は説明する。