新商品の「きぶな どらやき」(右)と定番の「どらやき」。2種類の詰め合わせは贈答用としても人気

 戦後間もなく誕生した店の看板商品「どらやき」(125円)。宮っ子定番のおやつが無性に食べたくなり、のれんをくぐった。

Web写真館に別カットの写真

 皮はふんわり、しっとりとした食感で、「皮だけ売って」という客もいるほど。機械で焼くが、湿度や温度など季節に合わせて焼き加減を調整しているという。

 職人手詰めのあんは、あっさりした飽きが来ない味わい。十勝産小豆の中でも、虫食いや小石を手作業で取り除いた材料を仕入れている。

 ふと、レジ前に「きぶな どらやき」(140円)という気になる商品を発見。黄ぶなの焼き印付きで、コロナ禍を受け、今年から販売を始めた白あんのどらやきだ。材料の白小豆は栽培が難しいことから単価が高く、材料や味わいのこだわりから桝金の本気度が伝わってきた。

 「定番のどらやきや『生どら焼き とちおとめ2倍』、『きぶな どらやき』と品ぞろえを充実させた。ファンの裾野を広げる機会にしたい」と斎藤公則(さいとうきみのり)専務(75)。宇都宮を代表する老舗和菓子店は、今も味のある進化を遂げている。

 ◆メモ 宇都宮市戸祭元町1の1▽営業時間 午前9時~午後6時▽定休日 元日▽(問)028・650・5030