テレビで繰り返される同じ画像、同じ話を何度見ても聞いても飽きることはない。サッカーワールドカップ(W杯)の日本代表が決勝トーナメント進出を決めた。日本中が興奮している。しかし正直いまひとつ物足りない。代表に本県出身選手がいないからだ▼女子では安藤梢(あんどうこずえ)、鮫島綾(さめしまあや)の両選手が代表入りし、W杯優勝も飾っている。一方の男子は今回まで6大会、いずれも選出されていない▼県勢で、トップのA代表といえばメキシコ五輪銅メダルの松本育夫(まつもといくお)氏や原博実(はらひろみ)、手塚聡(てづかさとし)、黒崎久志(くろさきひさし)の各氏らの名前が浮かぶ。だが2000年の米山篤志(よねやまあつし)氏を最後にご無沙汰となっている▼県サッカー協会の星野務(ほしのつとむ)会長は高校生が近年、全国レベルで好成績を収めていることに「県内全体への刺激になれば」と手応えを感じている。さらに伸びるためには「いかに日頃から厳しい試合を経験できているか」と、選手たちの奮起を促す。もちろん「代表入りは県内サッカー界の夢」だ▼伸びしろが大きい若い世代への期待は大きい。全国の有望選手が集まるJFAアカデミーには、本県出身者が7人在籍。県内で活動している選手たちも急成長の可能性を秘める。「男子、三日会わざれば」である▼とはいえ今は過去最高の8強に向け、ベルギー戦の応援だ。近い将来、本県からの代表誕生を願いつつ。