商品化した日本酒と原老師(中央)ら

 【大田原】過疎化が進むふるさとの活性化を図ろうと、臨済宗妙心寺派の古刹(こさつ)雲巌寺は、須佐木の酒蔵「渡辺酒造」と協力して「雲巌の峰月(ほうげつ)」「雲巌の玄寂(げんじゃく)」と名付けた日本酒2銘柄を商品化した。同酒造と、住民の生活維持のため同寺が立ち上げに協力した商店「ヤマザキショップ須佐木かなめ店」の2カ所限定で、3日から販売する。同寺の原宗明(はらそうみょう)老師(76)は「地域を守るための強い思いで取り組んでいる」と話している。

 2銘柄とも原老師が命名し、直筆の文字を瓶のラベルと外箱にデザインした。原老師は「峰月は寺を囲む山の峰にかかる理想の月。玄寂は山門をくぐって境内を見渡した時の息をのむような空気感を表した」と説明している。