代表で辞令交付を受ける足銀の新入行員(中央)=1日午前、宇都宮市の足銀本店

新入社員を代表して飯塚社長(左から2人目)に宣誓する清水さん=1日午前、宇都宮市

代表で辞令交付を受ける足銀の新入行員(中央)=1日午前、宇都宮市の足銀本店 新入社員を代表して飯塚社長(左から2人目)に宣誓する清水さん=1日午前、宇都宮市

 2021年度がスタートした1日、県内各地の企業は入社式・入行式を行い、新入社員の門出を祝った。コロナ禍で昨年は中止などが相次いだが、今年は対面とオンラインで実施する企業とが混在した。感染防止策として、出席者全員がPCR検査を受けた企業もあった。

 昨年初めて入行式を中止した足利銀行は宇都宮市の本店で入行式を行い、111人の新入行員を迎えた。清水和幸(しみずかずゆき)頭取は「リアルで行うかどうかずいぶんと逡巡(しゅんじゅん)した」と明かした上で、「変化を恐れずに未来に向けて思う存分、力を発揮してほしい」と激励した。

 新入行員代表の上沢奈緒子(うえさわなおこ)さん(22)はコロナ禍を踏まえ、「金融を通じて地域の役に立ちたいという大きな使命感を胸にこの日を迎えた」と力強く語った。

 栃木銀行(黒本淳之介(くろもとじゅんのすけ)頭取)は同市の本店で入行式を行い、57人の新入行員が出席した。昨年は各店舗で黒本頭取のビデオメッセージを放映したが、今年は行歌を歌わず、座席の間隔を広くするなど配慮した。

 情報サービスのTKC(飯塚真規(いいづかまさのり)社長)は「県内の感染動向は小康状態」と判断し、同市のホテルで入社式を行った。新入社員全158人は事前にPCR検査を受け、陰性証明を取得し、式に臨んだ。

 昨年は複数の会場に分散したが、今年は新入社員が一堂に会した。代表の清水広大(しみずこうだい)さん(22)は「誠実さと責任感を持ってTKCの社会的使命の完遂に全力を傾注する」と宣誓した。

 家電量販店のコジマ(宇都宮市)では、親会社のビックカメラグループ(東京都)が都内で開催したオンライン入社式の会場に、新入社員代表の2人が出席した。他の133人は配属先の各店舗からオンラインで参加した。中澤裕二(なかざわゆうじ)社長は都内の会場から「多くの仲間と協力し、共通の目標を掲げ、信頼関係を築き、切磋琢磨(せっさたくま)してください」とエールを送った。

 東京商工リサーチ宇都宮支店によると、4月に入社予定者がいる県内55社への調査では、入社式を「対面で開催する」は34社(61.8%)、「開催しない」は21社(38.2%)だった。