「鹿沼そば」振興へ補助金 鹿沼市が購入費補助し価格安定狙う

 【鹿沼】鹿沼そばの市内流通量を確保し、安定した価格で供給できる体制作りを図るため、市は鹿沼そば流通振興補助金を創設した。鹿沼そば認証制度で認証を受けている店舗が対象で、他地域産のそばより鹿沼そばの価格が高くなってしまう場合、鹿沼そばの購入費用の一部を補助する。佐藤信(さとうしん)市長が23日、定例記者会見で明らかにした。

 鹿沼そば認証制度は鹿沼そばの地産地消の推進を目的に2007年度から始まり、現在、飲食店28店、製麺・製粉業6社が認証されている。認証には、鹿沼産そば粉100%使用のそばを提供することなどが条件となっている。

 鹿沼そばは品質の高さから他地域へ流出しやすい傾向にあり、市内業者に供給されにくく、購入価格も高めだという。15年度の生産量約100トンのうち、7割が市内で、3割が市外で流通。市によると、鹿沼そばの相場は16年度、1俵(45キロ)あたり1万6千円。北海道産は1万4千円、県内他市町産は鹿沼そばよりおおむね1千円安いという。

 補助金は200万円を予算化。佐藤市長は「創設により、鹿沼を訪れる多くの鹿沼そばファンにより満足いただけるそばの里を目指す」とした。(阿部雅士(あべまさし))