4月の県内首長・議員選

 4月は5市町で首長選、3市町で市町議選と計8選挙が予定され「ミニ統一地方選」として注目が集まる。11日投開票の前半戦は3首長選と1市議選が行われ、佐野市長選は現職に新人3人が挑む激戦必至の情勢。25日投開票の後半戦は2首長選と2市町議選があり、足利市長選は現職と前県議の保守分裂選挙が濃厚だ。新型コロナウイルス禍で選挙運動が制限される中、4日の佐野市長選・市議選、さくら市長選の告示で「春の陣」の幕が開く。

 佐野市長選は、5選を目指す全国最高齢市長の現職岡部正英(おかべまさひで)氏(85)をはじめ、前県議の金子裕(かねこゆたか)氏(58)、市議の井川克彦(いがわかつひこ)氏(64)、行政書士の高際弘幸(たかぎわひろゆき)氏(64)の計4人が立候補を表明し、12年ぶりの選挙戦が確実。いずれも自民党系で、市政継続か刷新かが最大の焦点になる。

 さくら市長選は、現職花塚隆志(はなつかたかし)氏(61)=自民、公明推薦=が再選を目指す。現時点でほかに立候補の動きは見当たらず、無投票となる公算が大きい。

 隣接する高根沢町の町長選は、3選を目指す現職加藤公博(かとうきみひろ)氏(61)=自民、公明推薦=と、新人で町議の斎藤誠治(さいとうせいじ)氏(63)が再び激突する可能性が高い。前回2017年は762票差の接戦だった。

 足利市長選は、3選を目指す現職和泉(いずみ)聡(さとし)氏(57)と、前県議の新人早川尚秀(はやかわなおひで)氏(48)の一騎打ちとなる見通し。前回は和泉氏が無投票で再選を果たしており、選挙戦となれば8年ぶり。今回は保守勢力を二分する戦いとなりそうで、自民は早川氏を推薦、公明党は自主投票とした。

 真岡市長選は、再選を目指す現職石坂真一(いしざかしんいち)氏(65)=自民、公明推薦=が立候補を表明している。前々回、前回と無投票が続いたが、現市政に批判的な一部市議周辺で出馬を模索する動きもあり、12年ぶりの選挙戦となるのか注目される。

■3市町議選、少数激戦も

 佐野市議選(定数24)は、市長選に立候補する井川克彦氏ら現職6人が出馬しない。現職18人と新人7人の計25人が立候補を予定しており、1人オーバーの少数激戦が予想される。

 那須塩原市議選(定数26)は、吉成伸一(よしなりしんいち)議長ら3人が引退の意向。現職22、新人7、元職1の計30陣営が立候補予定者説明会に出席した。8人オーバーの激戦となった前回同様、激しい選挙戦となりそうだ。

 塩谷町議選(定数12)は、現職10人、元職1人、新人2人の計13人が出馬に意欲を見せる。指定廃棄物処分場(長期管理施設)問題などで町政に関心が高まった前回は10人オーバーの大激戦となったが、今回は少数激戦が予想されている。