超小型人工衛星の開発を進める河村准教授(右)と学生たち=2020年12月、帝京大宇都宮キャンパス

 帝京大が4月1日、理工学部航空宇宙工学科(宇都宮市)内に「宇宙機研究開発センター」を新設することが30日、分かった。2021年度に打ち上げ予定の超小型人工衛星の開発は、同学部の学生が学内のクラブ活動として進めている。今後はセンターを設置することで、発展的、持続的に宇宙機の研究開発を行う方針だ。地元企業や研究・教育機関とのネットワークを強化し、宇宙工学、宇宙科学など「宇宙」をキーワードにした産学官連携の技術開発や、次世代の人材育成にも力を注ぐ。

 開発中の超小型人工衛星に関する設計審査会を同日開き、沖永佳史(おきながよしひと)学長が明らかにした。沖永学長は、これまでの人工衛星開発の手応えを強調し「宇宙という極限環境に耐えられる技術レベルは非常に高度で、地上の多様な分野の技術開発に活用できる。人工衛星の切り口から企業や研究機関とタイアップし、地域の発展や人材育成の一翼を担いたい」と語った。