火災の爪痕が残る山頂付近=20日午前9時5分、足利市の両崖山

 足利市西宮町の両崖山(251メートル)で発生した山林火災で、足利市は30日、出火原因が「たばこに起因するもの」と推定されると発表した。また林野の被害面積は167ヘクタールで被害額は3200万円とした。

 同市消防本部によると、出火場所は同山頂から南西約200メートルの休憩スペース付近とみられる。入山調査で周辺からたばこの吸い殻が複数見つかった。付近で自然発火の可能性は考えにくく、原因を推定したという。

 一方、被害状況は県南環境森林事務所など県環境森林部の詳しい調査で判明した。被害面積はこれまで、県防災ヘリコプターなど上空から確認できる煙の範囲で推定した暫定値で約106ヘクタールとしていた。

 火災は2月21日午後、登山客が見つけ119番した。一時は市内の305世帯に避難勧告が発令され、近くの中学、高校が休校したほか、北関東自動車道足利インターチェンジ(IC)-太田桐生IC間が通行止めになるなどの影響が出た。

 県内、群馬県内の消防局・本部や他都県の防災ヘリ、自衛隊ヘリなどの応援を得て3月1日に鎮圧、同15日に鎮火した。