「雨垂れ石をも穿(うが)つ」と言うがごとく、日々の小さな積み重ねが大きな成果をもたらす。だが継続できず、後になって悔やむのがいかに多いことか▼県警交通企画課が県民に交通安全に関する情報を発信するため、ツイッターに公式アカウントを開設して3カ月がたった。事故防止を訴える投稿が続いている▼投稿は休日を含めほぼ毎日。複数回になる日もある。担当する事故対策班の5人が在庁時だけでなく、昼食で出掛けたり、在宅時や休日に観光地を訪れたりした際などにも、思い付いたら投稿する▼単に呼び掛けるだけでは飽きられる。だから取り締まりや事故発生、イベントなど情報にバリエーションを持たせ、動画や人気キャラクターの画像も使い関心を高める工夫を凝らす。お寺で飼われる猫の動画は、再生回数が4万6千回に達した。交通安全の御利益やいかに▼とはいえ警察という役所柄、堅苦しい内容になりがちだ。指揮を執る野沢健夫(のざわたけお)課長補佐は「もっと攻めたいけど、どこまで許されるのか」。投稿へのコメントは全て確認しており「アイデアを寄せてほしい」と呼び掛ける。殻を破る意外なヒントがあるかもしれない▼外出する前にツイッターを見て、交通安全を改めて意識する人が増えるのが理想だ。小さなつぶやきの積み重ねが、事故ゼロにつながってほしい。