到着後、トーチの火を聖火皿に点火する渋井陽子さん=28日午後8時10分、JR烏山駅前

 足利市から28日、出発した東京五輪聖火リレーは8市町を巡り、ゴールの那須烏山市まで引き継がれた。

◆栃木県聖火リレー第1日の写真

 午前8時半、出発式が行われた足利市総合運動公園では市民ら約300人が観客席から見守った。同市出身の歌手堀優衣(ほりゆい)さん(20)が「県民の歌」を歌い、地元の和太鼓集団黎明(れいめい)座、足利ジュニアマーチングバンドサザンクロスが、演奏で会場を盛り上げた。黎明座のけやき小6年内田絵理子(うちだえりこ)さん(12)は「皆が元気になるような演奏ができた」と笑顔を見せた。

 同市と20年の付き合いという第一走者のタレント勝俣州和(かつまたくにかず)さん(56)は「楽しんで走りましょう」と声を張り上げスタート。陸上競技場内の約80メートルを走り「お世話になっている足利を走れて感謝。街の人も温かく最高だった」と話した。

 午後から降りだした雨は夜に入り強さを増したが、初日のゴールとなったJR烏山駅周辺の沿道には多くの観客が詰め掛けた。

 最終走者は2008年北京五輪に出場した陸上の渋井陽子(しぶいようこ)さん(42)。午後8時すぎ、拍手での出迎えの中、到着した渋井さんは「無事に着けて安心した」と顔をほころばせ、聖火をつなぐ29日の走者には「みんなの代表なので楽しんで走って」とエールを送った。