知的障害児の算数指導、教員向け資料作成 栃木県総合教育センター

 特別支援学校に通う知的障害児への算数の指導を充実させようと、県総合教育センターは29日までに、教員向け資料を作成した。子どもが主体的に教材に触りながら算数の柱となる数と計算を理解できるよう、指導例の手順などを全て写真で掲載している。

 文部科学省は特別支援学校小学部の算数の教科書を3段階に分けて作成している。物体への着目や分類など、一般に小学校入学以前に習得する内容を扱う1段階の教科書にはイラストが見開きで描かれており、説明や問題文はない。同センターによると、不慣れな教員は指導の順番や教科書の使い方が分からないなどの課題があった。

 資料は2015、16年度に富屋特別支援学校鹿沼分校で実施した調査研究を基に作成。A4判カラー79ページで、1、2段階の教科書を補完する内容にした。