聖火ランナーと並走する「C12形」と機関士の篠崎さん

SLの機関室に立つ篠崎さん

聖火ランナーと並走する「C12形」と機関士の篠崎さん SLの機関室に立つ篠崎さん

 栃木県の聖火リレー初日となる28日、真岡鉄道のSLが茂木町でランナーと並走する。25日には福島県でリレーがスタートした。機関士の重責を担う真岡市、篠崎伸二(しのざきしんじ)さん(40)は「躍動感のある力強い走りで、ランナーや見ている人にエールを送りたい」と心待ちにしている。

 県内4市町目となる茂木町の聖火リレーは茂木街道踏切からスタートし、道の駅もてぎに向かう。真岡線を走るSL「C12形」は午後2時26分に茂木駅を出発。第3走者に並走する見込みだ。

 篠崎さんは、真岡工業高卒業後に真岡鉄道へ入社。ディーゼル気動車の運転士などを経て上司の勧めで機関助士の仕事を始め、29歳でSL機関士の免許を取得した。

 1年前に予定されていたリレーでも機関士を務める予定だったが「五輪どころではないような状態で、延期は残念だが仕方ない」と受け止めた。再び巡ってきた大役に「チャンスを頂けてうれしい」と感謝する。

 当日はいつも通り安全重視、時間通りの運行を心掛けながらも「汽笛を鳴らすなど、SLの力強さを伝えられるような運転をしたい」と意気込む。天矢場駅にかけて急勾配の上り坂がありスピードを乗せる必要があるため、町企画課の担当者は並走時間は5秒ほどと想定している。

 SL整理券の予約はすでに埋まっているが、インターネットのライブ中継もある。篠崎さんは「映像で見てもらい、乗りに行きたいと思ってもらえたらいい」と願う。沿道での観覧も可能だが、三脚や脚立の使用禁止など注意事項がある。町のホームページで詳細を確認できる。