公開討論会に臨む4人

岡部氏

井川氏

金子氏

高際氏

公開討論会に臨む4人 岡部氏 井川氏 金子氏 高際氏

 任期満了に伴い4月4日告示、同11日投開票の日程で行われる佐野市長選の立候補予定者4人による公開討論会が24日夜、市文化会館で開かれた。新型コロナウイルス感染防止のため無観客での開催。2019年10月の台風19号災害からの復旧・復興や人口減少問題など4テーマについて意見を交わし、論戦の模様は佐野ケーブルテレビが生中継した。

 討論会は佐野青年会議所の主催。現職の岡部正英(おかべまさひで)氏(82)のほか、いずれも新人で元県議の金子裕(かねこゆたか)氏(58)、市議の井川克彦(いがわかつひこ)氏(64)、行政書士の高際弘幸(たかぎわひろゆき)氏(64)が登壇した。

 台風災害からの復旧・復興に関しては4人全員が重要政策に掲げている。岡部氏は「水位計や監視カメラの設置などで災害を事前に察知し、命と生活を守る体制を整備する」と強調。金子氏は「技術職員が災害時にも対応できる組織の見直しが必要」として「技術センター部」設置を訴えた。

 高際氏は「秋山川の河川激甚災害特別緊急事業の前倒し」、井川氏は「間伐材の利活用や里山再生による川上の整備」を挙げた。

 人口減を踏まえた移住促進については、金子氏が「テレワーク導入などで本社機能を地方に移す動きを移住につなげたい」と述べ、高際氏は「市の魅力発信や移住に関する補助金の拡充、安全で安心な地域社会の実現が重要」と力説した。

 井川氏は「若者や子育て世代がターゲット」として、豊かな山林資源の有効活用を提唱。岡部氏は「佐野の恵まれた交通条件を生かし、仕事をつくり、人の流れをつくる」とした。

 最終アピールではそれぞれ「今必要なのは市政の安定と継続」(岡部氏)、「安心を形にすることが使命」(金子氏)、「日本一住みやすいまちに」(高際氏)、「子、孫世代が誇りを持てる佐野市に」(井川氏)などと熱く訴え、支持を求めた。