現在、解体修理中の相輪橖(日光山輪王寺提供)

発見された収蔵物=24日午後、日光市山内

発見された収蔵物について説明する柴田館長=24日午後、日光市山内

発見された収蔵物=24日午後、日光市山内 発見された収蔵物について説明する柴田館長=24日午後、日光市山内 現在、解体修理中の相輪橖(日光山輪王寺提供)

 日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺は24日、解体修理中の国重要文化財「相輪橖(そうりんとう)」内部から経典や白銅鏡が発見されたと発表した。寺によると収蔵物があるとの言い伝えはあったが、確認されるのは初。橖は、江戸期に建立されており、輪王寺僧侶で宝物殿の柴田立史(しばたりっし)館長は「祈りの心を後世へ受け継ごうとした日光山宗徒の心情を知るのに意義深い発見」などとした。

 寺によると、青銅製で高さ約15メートルの相輪橖は国家安泰、国民安楽などを祈る拠点。平安期に天台宗開祖の伝教大師最澄(さいちょう)が国内6カ所に建立。日光では1643年、徳川(とくがわ)3代将軍家光(いえみつ)の発願を受け、日光山中興の祖天海(てんかい)大僧正が伝教大師の精神にならって、日光東照宮奥院に建立した。