「タガネ」と呼ばれる工具とトンカチを使って作業する佐藤さん=21日午前、東京都足立区関原3丁目

佐藤さんが金型を作った、五輪聖火リレートーチの「組市松紋」エンブレムや五輪マーク(Tokyo 2020提供)

「タガネ」と呼ばれる工具とトンカチを使って作業する佐藤さん=21日午前、東京都足立区関原3丁目 佐藤さんが金型を作った、五輪聖火リレートーチの「組市松紋」エンブレムや五輪マーク(Tokyo 2020提供)

 福島県を25日出発する東京五輪聖火リレーのトーチには、本県ゆかりの匠(たくみ)の技が生きている。正面に輝く「組市松紋」エンブレムや五輪マークなどの金型は、大田原市(旧黒羽町)出身の金属彫刻師佐藤英夫(さとうひでお)さん(79)=東京都足立区=が彫り上げた。都選出の聖火ランナーの顔もあり、「自分が手掛けた物だから、孫みたいにかわいい」と言うトーチを手に走る日を心待ちにしている。

 東京パラリンピックのトーチエンブレムなどの金型も制作した。作業で特に苦心したのが「組市松紋の角の部分」。プレス加工を繰り返しても破損しない強度を持たせることが、腕の見せどころだったという。