宇都宮市内で2016年、制御が困難な高速度で乗用車を運転して事故を起こし同僚4人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われた福島県会津若松市中央1丁目、元ホテル従業員中村舜希(なかむらみづき)被告(29)の差し戻し審の裁判員裁判判決公判(岡田健彦(おかだたけひこ)裁判長)が22日、宇都宮地裁で開かれた。同地裁は危険運転致死傷罪の成立は認めず、予備的訴因として追加した過失運転致死傷罪を適用し、懲役5年(求刑懲役9年)を言い渡した。

 差し戻し前の一審宇都宮地裁は18年、危険運転致死傷罪を適用し、懲役7年の判決を言い渡した。同年の高裁判決は、一審で裁判所側が行った速度計算の手続きを違法とし、一審判決を破棄して差し戻していた。