宇都宮市内の認可外保育施設「といず」(廃止)で2014年7月、宿泊保育中の同市、山口愛美利(やまぐちえみり)ちゃん=当時9カ月=が死亡した事件で、両親が宇都宮市の指導監督責任などを問い、同市などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が22日、東京高裁(矢尾渉(やおわたる)裁判長)で開かれた。市側は、一審宇都宮地裁判決の敗訴部分破棄などを求め、両親側は控訴棄却を求めた。

 一審判決は、市が施設内での虐待を疑わせる通報を事件前に受けたが、事前通告なしの立ち入り調査を行わなかったなどとして、違法性と過失を認定。市や施設などに計約6300万円の支払いを命じた。