ワーケーションとして利用できるいちごチャットパレスの和洋室

 【真岡】温泉地やリゾートなど休暇先でテレワークを行う「ワーケーション」に客室を活用してもらおうと、下籠谷(しもこもりや)の市勤労者研修交流施設「いちごチャットパレス」が日帰りと素泊まりの二つのプランを提供し、予約を受け付けている。滞在時間中、敷地内にある真岡井頭温泉やフィットネスジムを無料で自由に使える。市によると、自治体が所有する宿泊施設での活用例は県内でも先駆的。新型コロナウイルス禍で利用客が大幅に落ち込む中、業績回復の新規事業となるか注目されそうだ。

 ワーケーションは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。感染防止対策の一環としてテレワークを推奨する国は、旅先で働くスタイルも普及の余地があるとみて、関心のある企業と観光地を仲介するモデル事業に今後取り組むなど関心を寄せている。

 チャットパレスの客室18室のうち、4階にあるデスクやベッドを備えた和洋室8室が対象。客室を含め施設内は無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」が使えるなどネット環境も整っている。コロナ禍前に比べ客室の稼働率は約8割減となる中、収益向上の一助にしようと今月18日から予約の受け付けを始めた。

 利用時間は日帰り(1人)が午前9時~午後6時で料金は税込み4千円。素泊まり(同)は宿泊当日の午前9時にチェックインでき、チェックアウト日は午後6時まで滞在できる。料金は1泊6500円で、4泊目以降は6千円となる。昼食の弁当なども希望に応じて手配できるという。

 大塚有希雄(おおつかゆきお)支配人(51)は「市内と近隣の工業団地への営業活動や会員制交流サイト(SNS)を活用してPRし、コロナ禍における企業の需要に応えていきたい」と話している。 (問)0285・83・3311。