火山災害について学ぶ那須中央中の2年生=2月

 多くの子どもが犠牲になった東日本大震災の発生から10年がたった。今、子どもたちを守り、子どもたちが自分の命を守るために何ができるのか。県内の教育関係者は、避難行動を学ぶ授業や被災地訪問など防災教育に力を入れている。

 2月13日午後11時過ぎ。自室で寝ていた那須町那須中央中2年大嶽昌城(おおたけまさき)さん(14)は、強い揺れを感じ目を覚ました。県内では最大震度5強を観測。大嶽さんは落下物に備え、手で頭を守りながら家族の元へ向かった。「防災の授業で避難する時には頭を守ることを学んだ」と話す。

 同町は1998年に那須水害、2011年は東日本大震災に見舞われた。活火山の那須岳もあり、地域性を踏まえ19年度から防災教育を町独自の正式教科に位置付けている。