糖尿病患者の声を受け開発された「ゆめラパン」

パン開発を担当した藤崎さん(左)と黒田院長

糖尿病患者の声を受け開発された「ゆめラパン」 パン開発を担当した藤崎さん(左)と黒田院長

 【那須塩原】糖尿病患者の声から開発され、昨春から販売されている東小屋のパン製造販売「パン・アキモト」の「ゆめラパン」が、健康志向が高い人などを中心に、徐々に人気を広げている。県産二条大麦や強力小麦「ゆめかおり」を使用。同社の店舗「きらむぎ」の藤崎良太(ふじさきりょうた)店長(34)が開発を担当し、専門家の協力を得て、食べても血糖値の上昇が穏やかなパンを目指すとともに、おいしさにもこだわったという。

 10年ほど前、同社の取引先の糖尿病患者から「食事制限で食べられるパンは、おいしさが本来より落ちる」と、相談されたことが開発のきっかけだ。

 国内有数の生産量を誇る県産二条大麦を活用し、大麦を使ったパンの開発を始めた。ただ、開発には専門家の意見も必要なことなどから一時中断。2019年9月、内科などが診療科目の「グリーンクリニック」(壬生町)の黒田久元(くろだひさもと)院長(65)と協力して再開することになった。