人を大切にする経営学会などでつくる実行委員会(委員長・清成忠男(きよなりただお)元法政大学長)は15日までに、第11回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を発表した。本県からは、総美(宇都宮市江曽島本町、郡司成江(ぐんじまさえ)社長)が審査委員会特別賞を、鹿沼相互信用金庫(鹿沼市上田町、橋本公之(はしもとたかし)理事長)が実行委員会特別賞をそれぞれ受賞した。

 県内企業では過去に3社が審査委員会特別賞を受けている。今回は138社から応募があった。50項目にわたる1次審査から経営理念の浸透度など3次審査まで行い、28団体を選んだ。

 講評によると、理美容室「ビューティアトリエ」グループを運営する総美は全員が正社員で、定年がなく、現在74歳の社員もいる。残業時間が月1.5時間、独立を目指す人などを含む転職的離職率が年1.2%と極めて低い。「人を大切にする経営姿勢が随所に感じられ、ハートフルに実行されている」と評された。

 鹿沼相互信金は「大手金融機関が取引を打ち切り、廃業寸前の誠実な地域企業に人材を派遣して徹底的に支援するなど、人口減少地域にあって、地域や住民に真に寄り添う経営をしている」と評価された。重度障害者4人を雇用し、職員残業時間も月5時間と少ない。