松に見立てたブロッコリーが飾られた「古墳カレー」をスコップの形をしたスプーンで食べる児童

 【大田原】国史跡の上・下侍塚古墳がある湯津上地区の湯津上小で15日、6年生13人が給食で古墳の姿を再現した「古墳カレー」を堪能した。

 両古墳は前方後方墳で、1692年、徳川光圀(とくがわみつくに)の命で日本考古学史上初の学術的発掘調査が行われ、墳丘保護のため植えた松の景観から下侍塚古墳は「日本一美しい古墳」と称される。

 カレーは同地区のレストラン「湯津上村民食堂」が地域活性化を図ろうと新メニュー「日本一美しい古墳カレー」として考案。下侍塚古墳の5千分の1サイズのご飯の型や、周溝を再現した小砂焼の皿も作製し、古墳の姿を再現している。

 同校は毎年6年生が古墳の松のこも巻きやこも外しに参加。今月の作業の際に、内村壮一(うちむらそういち)校長が同食堂代表の久田晃史(ひさだこうじ)さんに相談し実現した。

 給食では、ご飯の型1個をはじめ、15人分の皿やスコップの形をしたスプーンなどを借りて、提供した。児童たちは、目の前によそわれた古墳カレーに歓声を上げていた。伊藤来瞳(いとうくるみ)さん(12)は「見た目もかわいいし、食べてもおいしい。実際に古墳に触れている感じで、この地域にいて良かった」と喜んでいた。